医療と音楽 日本音楽医療研究会
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身体的・心理的ニーズにおける痛みの緩和と音楽療〜アメリカのインターンシップでの経験から〜 徳島文理大学音楽学部音楽学科 短期大学部音楽科 千葉さやか サマリー: アメリカに比べると、日本では音楽療法はまだ認知度が低いようですが、音楽療法という 言葉自体は最近知られてきているように思います。しかし、音楽レクリエーションや訪問演 奏との違いも時には曖昧で、ボランティアとして考えられていることも少なくありません。 音楽療法を進めるにもスタンダードにそったプロセスがあり(例えば、アメリカ音楽療法協 会のAMTA Standards of Clinical Practice のようなもの)、専門的な「療法」であるとい う事を、もっと広めていく必要があると思います。ここでは、その一例としてアメリカ留学 のインターンシップ中に高齢者施設で行った音楽療法を紹介します。 この音楽療法の目的は、身体に慢性の痛みと精神的不安・苦しみを持つA さんにリラクセ ーションテクニックを使い、心身の痛みの緩和と減少を図るものでした。主な音楽活動とし て、歌唱・音楽鑑賞・リラクセーションを行い、音楽を用いた呼吸法や身体をさする等の触 覚刺激を交え、痛みの緩和と感情の変化を試みました。データはHevner Adjective Circle (ヘブナー形容詞配列)を写真と共に用いて、Pre/Post-test で感情の変化を評価し、音楽 療法前後に見られたA さんの感情表現の変化をデータに集めました。結果は、音楽療法終了 後、よりリラックスした(心身の痛みが緩和した)というデータとその感情の変化が見られ ました。
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